教育フェア①(11月8日(金))
【教育フェア】 1年生 国語
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Copilot先生の登場で児童の学習意欲が上がる!?AIも思いつかないアドバイスを送りあう子どもたちが注目ポイントでした。
1年生の国語の学習では授業のめあて やふり返りに対して、Copilot先生からアドバイスをもらいながら進めてみました。
子どもたちはAIをある種の生きもののように捉えているようです。
AIが身近にある環境で育った子どもたちが今後、どのように大きく羽ばたいていくのか、目が離せません。
"21st Century Learning Design"
Microsoft Showcase Schoolとして4年連続で認定を頂いている本校の授業公開が行われました。
今年度より「教育フェア」と名称を改め、21世紀型スキルの考え方を基に、学校(教育)改革を進める学校として挑戦しています。
今年度のテーマは「教育×AI」。
Microsoftの展開するAIツールである、Copilotを授業に取り入れた授業公開に、6名の教員がチャレンジしました。
ご来場いただいた先生方からは、「いつも田中学園の研究は時代の1歩でなく2歩先をいっている...」とお褒めの言葉をいただくだけでなく、授業に関して的確なご意見もいただくことができました。
ご来場の皆様のおかげで我々の進歩があり、今日があります。今回も学びの多い学校授業公開となりました。
【教育フェア】 2年生 国語
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「おもしろいお話」にするにはどうしたらいいだろう?
次々とAIにお話の要素を追加していくことで、様々なパターンのお話を生成します。
最終的には生成AIがなくてもルーブリックがあれば「おもしろいお話」が作れる子どもたちに成長していく授業が展開されました。
AI→ルーブリック、という、AIを活用する流れを踏襲して、AIから離れていく流れがユニークな授業でしたね!
【教育フェア】 3年生 道徳
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転校した仲良しの正子から届いた郵便料金不足の絵葉書。
自分がひろ子の立場なら伝える?伝えない?また、AIが作る返信の文章にも修正を加えながら、友だちとのよりよい関係について考える、という授業が展開されました。
一見するとAIと最も相性の悪そうな”AI” というツールですが、俯瞰してみれば自分以外(他者)の考えを聞く、という点で意外と何の問題もなく道徳の授業で活用できる、という新たな発見がありました。
また、授業をされた先生はあえてCopilotだけでなくChatGPTも活用し、できることの違いも見極めて活用されていたとか...今後の発展が楽しみです。
【教育フェア】 4年生 音楽
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リコーダーを上手に吹くには?授業の中でCopilotに聞いていいのは2回まで!きれいな音を求め習得していくプロセスが個に応じて可視化されることで、より美しい響きを求める材料となることをイメージしてCopilotが活用されていました。
授業者の先生の主張では、「音楽科の授業は技能教科として子ども自身が実際にできるようになることがゴールなので、どんどんCopilotでも何でも活用していきたい。」とのこと。
活動の時間を大切にしたい、との思いから「授業の中で2回まで、」の制約を設けるも、その制約によって子どもたちがAIに投げかける質問の質が向上し、<前置き><本題><出力の形式>の3構造を自然と身に付けていたそう...。子どもの順応性って素晴らしいですね!
【教育フェア】 5年生 社会
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工場を建てるなら国内か海外か?Copilotの意見を踏まえて、社長目線で工業生産を論理的に考えました。
AIが引っ張ってくる情報の整合性や信憑性も同時に吟味しながら判断をしていく、一見難しい展開になりましたが、これはAIに限ったことではなく、ネットを使って情報を調べた場合も同じこと。
AIというツールを意識することで、より情報に対する考え方が丁寧になった子どもたちの姿がありました。
AIに二択の質問を投げかけても、結局決断はこちらに委ねてくるんですよね。そんな、子どもたちが迷いながら向上を建てる場所について考えを深めている、素敵な授業でした。
【教育フェア】 6年生 算数
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実際の計測値と、計算によって予想される値の差異から、比例について考える非常に高度で、算数の本質に触れる、とても大事な経験ができる授業が展開されました。
文字の画数とそれにかかる時間をデータ化していくと、一直線上の比例にはならないことに気づき始める子どもたち...。
では、どこまでを比例とみなすのか?
子どたちは「許容」の中で比例と「みなす」視点をそれぞれ養いながら数の学問の本質を体験することで、生成AIとの適切な距離感(許容範囲)を感覚的に掴んでいきました。
数学的に見れば、AIの回答も限りなく完全な回答に収束していくのではないか、といった意見交流が交わされました。
教育フェア②(11月12日(火))
広がれ!小学校英語の輪
教育フェア2日目の11/12(火)、
本校の2年生と6年生の英語の授業を公開しました。
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2年生はMeans of Transportation(交通手段)がテーマ。
海外に実在する変わった乗り物について学びました。
クラスで人気の乗り物はなんだろう?と
予想しながら英語でのインタラクションを楽しみました。
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6年生はSugarについての授業。
みんなが大好きな甘いもの、だけど摂りすぎると
健康にどんな影響を及ぼすのか…?
英語を通して、自分たちの食生活を
見直すきっかけとなったようです。
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公開授業の後は、
本校の英語教育特別顧問である、
立命館大学 前特任・特命教授の
湯川笑子先生をお迎えして、
本校での取り組みの要素を公立小学校の
英語の授業で取り入れてもらうなら、
どのようなポイントが活用できるか?
という視点でお話いただきました。
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その後のディスカッションタイムも
大変盛り上がり、
英語教育について活発な議論や
情報交換が行われていました。
ご参加いただいた方々からは、
「子ども達が生き生きと英語を楽しんでいる
様子がとても印象的でした」
「子ども達はもちろん、先生方自身の
たのしい学びを作り上げようとするバイタリティに
感銘しました」
などとお褒めの言葉もいただくことができました。
今後も北海道の英語教育がさらに前進するよう
我々としてできることは何か?
ということを考えつづけ、体現していけるよう、
精進して参ります!
リシード(教育業界ニュース)掲載
教育ICT先進校「Microsoft Showcase Schools」国内5校を認定
https://reseed.resemom.jp/article/2024/11/25/9849.html